2005年12月05日

音割れについて

モドキーさんから音割れについての質問があったので、今日のテーマは「音割れ対策」に決定です。

音割れの原因は幾つかありますので、とりあえず列挙してみます。

1、インプットレベルが高い
2、録音レベルが高い
3、マスターのレベルメーターが振り切っている。

上の3つが大体の原因です。

1、2、は録音段階での調整、3、は各トラックを録音後にミックスあるいはバウンスする際に調整して下さい。

解決方法としましては
1、の場合 マイクのヘッドアンプ(機種によって様々ですが、SENSやGAINまたはPRI AMPと記されていると思います)のツマミを少し下げてみる。機種によってはヘッドアンプの時点で音が割れているとインジケーターが灯ったりする親切なヤツもいます。もしインジケーターがある場合は、点灯しないように調整してみて下さい。

2、の場合 ヘッドアンプの調整が適切な場合、各トラックのレベルメーターの振れ方に注意して下さい。
面倒ですが説明書を読んで、メーカー推奨の録音レベルに設定して下さい。
大抵、0(dB)付近までメーターを振らせて下さい、と書いてあると思います。
ただ、僕の場合は、0(dB)よりも少し低めに設定しています。
また、チャンネルエフェクターでコンプレッサーもしくはリミッター(注1)があれば活用してみて下さい。

3、の場合 ヘッドアンプも録音レベルも適正に調整している場合、最後に疑うのはマスターレベルです。
ミックスダウンをしているときはもう少しで作品が出来上がるという満足感からか、異常なまでにハイテンションになったりします。
ボーカルが聴こえにくいから音量を上げたら、コーラスが聴こえにくくなって、コーラスの音量を上げる。そうするとまたボーカルが聴こえにくくなる、という悪循環に陥って最終的にはレベルメーターが振り切って音が割れるということになります。
そういうときはまた1から音量バランスを取り直したり、モニターの音量を上げ下げしてみたりして冷静になる事です。(まるで自分に言い聞かせているようだ。)
あと、もしマスターセクションでコンプレッサーやリミッター(注1)が使えるのなら、それを使ってみるのも1つの手段と言えます。

いずれにしても、デジタルレコーディングは音割れと音痩せに関しては非常にシビアな設定が必要です。
アナログ時代は結構いいかげんに設定しても力技で解決できた事が、デジタルの場合は簡単にはいかないようです。

(注1)コンプレッサー&リミッター
過大入力信号に対して一定レベルの信号を出力させるエフェクター。
つまり設定したレベル(コンプレッションレベル=圧縮点)よりもレベルの高い信号が入力された場合に設定した比率(コンプレッションレシオ=圧縮率)で信号を出力する便利なヤツです。
一般的に2:1から8:1位までをコンプレッサー、8:1から∞:1をリミッターと呼ぶみたいです。
実際の設定の仕方等は説明書を読んで確認してみて下さい。






posted by 工場長 at 20:54| Comment(6) | TrackBack(0) | レコーディングについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月20日

工場長の録音エッセイ

今日は独り言です。
最近PCを買い替えまして、録音する環境が以前とは比べ物にならないくらい整いました。思い起こせば僕が自分の演奏した音楽を録音しようと思いついたのは高校生の頃で、その頃に僕の様な貧乏アマチュアミュージシャンの手に届く様な録音機材といえば、T社の4トラックカセットMTR(うえさんならご存知だと思いますが…)くらいでした。今から思えばホンの子供騙しみたいな物でしたが、これが当時十数万円もしたというのだから驚きです。今なら同じくらいの投資で16トラックのデジタルMTR(オマケにそれ1台でCDも作れちゃいます)が余裕で買えます。恐ろしい時代になったもんです。今、僕はMacでLogic Pro7というソフトを動かしてレコーディングしているのですが、これがまた恐ろしい。10年程昔なら業務用の非常に高価な機材でエンジニアが何時間もかけなければ出来なかった事が1クリックで出来たりします。時代の流れとはそういうものなのでしょうが、高校生の頃にラジカセ2台で必死に多重録音していた事が妙に懐かしかったりします。長々とスンマセンでした。
posted by 工場長 at 22:22| Comment(6) | TrackBack(0) | レコーディングについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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